こんな時は

痔

痔は人類が立って歩き始めて以来の悩みの種の一つでした。
松尾芭蕉も痔で苦しんでいたと言います。
痔の悪いところはなかなか人に相談できないことです。
それでなんとか買い薬などで治そうとして、治ればいいけれど悪化して結局手術までした人も少なくはないでしょう。
 手術も完全に治る方ばかりではないようです。
手術のあともずっと薬が欠かせない方がおられます。
痔を治す西洋薬はほとんどステロイドと言う炎症を鎮める薬剤が入った座薬です。
ステロイドが一概に悪いとは言えませんが、慢性的にいつまでも使う薬ではありません。
漢方も痔に対してはいろいろと工夫されて、薬剤が用意されています。
もちろん保険適応です。
かなり痛みが強い痔でも、漢方薬を飲み、漢方の軟膏を使用することで軽くなってきます。
少し便が柔らかくなることがありますが、これは痔にとってはいいことです。
ひどいときは少々軟らかい便の方が、負担が少なくていいのです。
急性の痔はもちろん、慢性的に痔で悩んでおられる方も、一度漢方による痔の治療を試される事をお勧めします。
身体に優しく、それでいてよく効く漢方治療の妙を実感されることでしょう。

平田ペインクリニックでは、漢方医学と西洋医学の双方の医学を併用して診療を行っています。どちらかに偏ることなく、患者さんにとって最も良いと思われる方法を選んで、治療を行います。質問やご不明な点はいつでもお問い合わせください。
当クリニックの概要   院長略歴   はじめての方へ  電話:092-938-1515