街の書たち・その4

 いつだったかバレンタインのチョコレートをいただいて、その箱書きというか、表題(チョコの表題てのも変だ)というか、とにかくこの横文字達を見ておくんなせえまし。

 リボンで隠れているけれど、世に可愛らしい字っちゅうもんがあるなら、こういう字ではないかいな。で、リボンを取ったら、これですよお。コレ。カワイイデショウ。 

「線には情けがある。」とは僕の書道のお師匠さんのお言葉ですが、この横文字をつづる線のおいしそうというか、カワユラシイというか、もう中身のチョコよりこの字達を見ている方が唾が湧きそうです。

 上手いねえ。書道は決して漢字・仮名ばかりが題材ではないのですな。漢字や仮名で、この字達以上にチョコレートを「美味く」表現できるなら書いてみろ、という感じです。