出雲に行った。

平田ペインクリニック

 島根県は出雲に行った。聞けば、出雲大社が大遷宮を終えたばかりで、それは60年に1回という大変な遷宮なんだそうで、これは行かずばなるまいと、ちょっとの時間だけど、行ってきました。

 すごい数の参拝者でした。お参りするのに長蛇の列なんだ。日本各地から遷宮成った大社を観に来られたんだ。記念写真を撮られている方も多くて、ちょっとお願いします、なんて声をかけられて1枚撮って差し上げた。ボクはよく写真を頼まれるのです。声をかけやすいのかねえ。確かに怖い人には見えない風体だけど、観光地で路を訊かれたり、前のブログに書いたウィーンのバスセンターで、どのバスに乗ったらいいのか、他の観光客から訊かれたもんね。ボクもよくワカランでうろうろしているのに、なんで訊くんかね。温泉地の湯布院でも路を訊かれたが、地の人に見えたんだろうか?そうそう、昔はじめて東京の銀座をあるいていたら、向こうから来た女性に、地下鉄の駅はどちらに行ったたらいいかと、訊かれたな。なんか、いかにもその土地を知っているような風に歩いているんかね、ボクは。

 閑話休題。人また人の境内をうろうろしていたら、立花隆氏を見かけました。尽きせぬ知的探究心、知的スタミナ、知的勇気、インテリジェンスとはこの人に有り、といった感じの立花隆氏ですよ。ボクは「猿学の現在」という人類学、考古学、動物生態学の最先端をレポートした大著を大変面白く読んだ記憶があります。文藝春秋の冒頭コラムにいつも科学分野の話題を取り上げて、刺激的にまとめておられる。遠くから拝見しただけですが、ちょっと興奮しましたね。それにしても、この日の出雲は山陰とは思えぬ日本晴れ、社の屋根が青空にくっきり映えてかっこよかったです。