「くえ」を食べてきた。

 徳島で「くえ」と言う魚があると聞いて、食べてきました。なんでも深海に住む魚だそうで、でかいのになると60kgぐらいにもなるそうで、お店の水槽に泳いでいた?やつが14kgというから想像するとばかでかい魚だ、と思った。で、料理されて出てきたのは32.5kgだったそうで、それでもかなりでかいやつをいただいたわけです。

 白身なんですが、しっかり味があって歯ごたえも良く、こりゃ名物になるわ、と思いました。刺身、ステーキ、鍋物と「くえ」づくし。最後の「くえ」の濃厚なだしで作ってくださったおじやは絶品でした。「くえ」は「九絵」だそうで、最初に見つけた人が九本の黒い筋があったんで、「九絵」になったとか。

 いろいろ説明しながら、料理を作ってくださった女将がまた上品で何とも言えぬ徳島弁のやわらかな言葉遣いで、心身ともにゆったり、美味しいひとときでした。徳島に行かれたら、「志美津(しみず)」で「くえ」を食べるヨロシ。

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    なおきち@大阪 (金曜日, 07 4月 2023 23:08)

    クエは博多でいう”アラ”です。
    和歌山などでも名物料理なんだけど、
    近年は漁獲量が減ってきたので長崎県から送ることも多いとか。
    大相撲九州場所で”アラ”を食べられるのを楽しみにしてる力士も多く
    長崎が近いこともあって福岡でも名物料理っぽくなっとうげなです。
    冬が旬で、夏は同じハタの仲間の”アコウ”(キジハタ)が同じように美味しい。
    ちなみに”あら炊き”は魚のいろいろな部分を煮つけた料理でこの”アラ”とは違います。
    (余談)
    30年近く前、K大学の麻酔科K教授が福岡出身だったので可愛がってもらってた。
    医局の食事会を夏場だったので”アコウ”で企画。
    これが狙いどおり”ほおむらん”したとです!「シ◯タ!美味いぞ!」って。('∇`)