こんな時は

インフルエンザ

インフルエンザ

インフルエンザはふつうの風邪とは違って、病毒性の強いウィルスがいきなり全身に巡って、ひどい症状を引き起こします。
突然の高熱、関節痛、頭痛、強い倦怠感が特徴です。
咳やのどの痛みはそれほどひどくないことが多いようです。
インフルエンザかどうかは、抗体検査が一番確実です。
鼻の奥に綿棒を差し入れて(少々いやな感じがしますが)粘液を取り、試薬と反応させて10分で結果が出ます。
インフルエンザと診断されたら、熱が出て二日以内なら、当院ではタミフルというウィルスを殺す薬を二日だけ飲んでいただきます。
それから、体力と症状にあわせて、身体の抵抗力を強める漢方薬を一日か二日飲んでいただきます。
タミフルだけで治療するより、すっきりと短期間で治るからです。
漢方薬は、服用したら、すぐに横になって布団をかぶって暖かくして寝ていてください。
30分ぐらいすると、汗が出てきます。
じとっと汗をかくぐらいが適当です。
そうしたら、すぐに下着を替えて、また寝ていてください。
一回の発汗で熱がさっと下がることもあります。
汗をかいたら、その後は漢方薬はやめてください。
もし、1時間たっても汗が出ないなら、もらった漢方薬の一回分をまた服用してください。
また1時間たっても汗が出ないなら、また服用してください。
それでも出ないなら、翌日来院されてください。
いわゆる「熱冷まし」は、普段の平熱より2度5分以上の発熱で、どうしてもつらい時にだけ使うようにして、むやみに使わない方が、すっきり治ります。
水分をたくさん取って、おしっこをたくさん出してください。
ひたいをネツサマシートなどで冷やすのは結構です。
熱がある時に入浴は絶対だめです。
どうしても汗を流したい時は、さっとかかるだけにしてすぐ身体を拭いて決して冷えないようにしてください。
身体を冷やすことは、こじらせる元です。
食欲もなくなりますが、無理して食べないでください。
2,3日食べないでも、水分さえ取っておけば、大丈夫です。
治ってくると、思い出すように食欲が出てきます。
熱がある時は、感染力が高いので、極力、人と接しない方がいいでしょう。
隔離する必要はありませんが、マスクをして、周りの人は、手洗い、うがいを徹底して行いましょう。
一説には薄い緑茶でうがいをすると予防にいいそうです。
いくら予防しても、かかる時はかかるのがインフルエンザです。
おかしいと思ったら、すぐに医者にかかりましょう。
下手な買い薬はお金の無駄です。
タミフルもしばらくたったインフルエンザには効きません。

平田ペインクリニックでは、漢方医学と西洋医学の双方の医学を併用して診療を行っています。どちらかに偏ることなく、患者さんにとって最も良いと思われる方法を選んで、治療を行います。質問やご不明な点はいつでもお問い合わせください。
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